第1回 副作用機序別分類とは?

『副作用機序別分類を極めよう!』と題しまして、GooCoとも連携されている副作用機序別分類の活用方法について連載していきます!

第1回 副作用機序別分類とは?

副作用機序別分類についてお話しする前に…皆さんこんな事で困ったことはありませんか?

<服薬指導で・・・>
初めて飲む薬が処方されている患者さんに、どの副作用を伝えよう?
いつも同じ薬を服用している方に、どの副作用について確認しよう?
<副作用に関する問い合わせで・・・>
患者さんの訴える症状が“副作用かもしれない!”でも、どう対応したらいいの?
医師への情報提供で「副作用かもしれません…」他に情報提供できる事はないかな?

薬剤師の重要な役割の1つとして副作用チェックがあります。患者さんに安心・安全に薬を服用してもらう為に欠かせない業務です。薬局窓口における服薬指導だけではなく、服用後の継続的なフォローが求められています。

副作用を伝えすぎて、患者さんが不安になり自己判断で薬を中止してしまっては困ります。しかし、副作用を伝えない事で、服用薬が原因の副作用症状と気付かず他の病院を受診し、新たに薬が追加処方されてしまう事があるかもしれません。
副作用に関する医師からの問い合わせに対しても、「添付文書に載っているので、もしかすると副作用かもしれません…」だけではなく、薬剤師として根拠を持った情報提供をしたいですよね。

実は、副作用機序別分類を活用すると、

服用期間に合わせた副作用の情報提供やモニタリング
副作用発現時の服薬継続可否についての判断や、根拠を持った医師への情報提供

ができるようになります。

ここからは、副作用機序別分類はどのようなものか?ちょっとご紹介します。

添付文書の副作用は、「重大な副作用」と「その他の副作用」に分けて記載されています。
その他の副作用は過敏症を除いて、臓器別に分類されています。“どの臓器にどのような副作用が起こるのか?”を確認するためには便利ですが、“副作用がいつ起こりやすいか?起きた場合にどう対応するか?” を判断するには情報が足りません。

そこで、副作用を『薬理作用』、『薬物毒性』、『薬物過敏症(アレルギー)』3つの発生機序別に分類したのが、副作用機序別分類です。臓器別ではなく発生機序別に考えることで、副作用を予測して防ぐ工夫を検討したり、起きた場合にどう対応するかの判断ができるようになったりします。

初めて副作用機序別分類を知った時は、目からウロコでした。皆さんにも活用して頂き、患者さんを副作用から守っていけたらなと思っています。



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