第14回 SGLT2阻害薬の口渇はなぜ起こるの?

引き続き、副作用機序別分類の具体例をご紹介していきます。
“副作用の起こる発生機序 3つの分類”薬理作用・薬物過敏症・薬物毒性のどれに分類されるのか?
どのような事に活用できるか?具体的に紹介していきます!

今回は、SGLT2阻害薬の口渇についてご紹介します。

まずは結論から!SGLT2阻害薬の口渇は、【薬理作用による副作用】です。

SGLT2阻害薬は、腎糸球体で濾過されるグルコースの再吸収を担うトランスポーターであるナトリウム・グルコース共輸送体-2(sodium glucose co-transporter 2:SGLT2)を選択的に阻害し、尿中へのグルコース排泄を促進することにより血糖を低下させます。

口渇は、尿中グルコースの量が増えることで尿浸透圧が上昇し、浸透圧利尿によって尿量が増えたことが原因と考えられます。

口渇は、重大な副作用である「脱水」の初期症状です。
口渇以外にも、多尿、頻尿、血圧低下等の症状があらわれ脱水が疑われる場合には、休薬や補液等の適切な処置を行う必要があります。

薬理作用の過剰発現に伴う症状なので頻度が高い副作用です。服用開始時から、予め脱水の初期症状と、予防の為に、こまめに水分補給を行うよう患者さんに伝えておきましょう。

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重篤副作用疾患別対応マニュアルが参考になるよ!

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