第2回 薬理作用による副作用とは?

今回から、副作用機序別分類「副作用の起こる発生機序 3つの分類」について詳しくご紹介していきます。

第2回 薬理作用による副作用とは?

まずは、『薬理作用による副作用』についてご紹介します。

薬理作用による副作用は、
(1)期待される薬理作用が過剰に発現して起こる副作用  例)降圧剤によるふらつき
(2)副次的な薬理作用によって起こる副作用  例)ACE阻害薬による空咳
(3)薬理作用の消失によって現れる副作用  例)SSRIの中断によるめまい
の、3つに分けて考えます。

薬理作用による副作用は血中濃度に依存し、薬の効果によって起こるため頻度が高い副作用です。このため、あらかじめ患者さんに伝えておいた方が良いでしょう。

(1)期待される薬理作用が過剰に発現して起こる副作用、(2)副次的な薬理作用によって起こる副作用が発現した場合は、血中濃度が高すぎることで発現する副作用なので、減量または緩和な多剤への変更を検討します。ただ、薬が効いているからこそ発現する副作用ともいえます。身体が薬に慣れることによって副作用症状がなくなることもあるため、生活に支障を来さない場合は経過を観察してたらの対応で良い場合もあります。

薬剤師として特におさえておきたいのが、(2)副次的な薬理作用によって起こる副作用です。医師は薬の主作用に注目しがちですし、患者さんも副作用と気が付きにくい症状です。他の病院を受診し、新たな疾患による症状と勘違いされ副作用症状への薬が追加されてしまう事があるかもしれません。

薬剤師がしっかりチェックし、必要に応じて気づいた情報を処方医にフィードバックしていきましょう!
副次的な薬理作用による副作用は、薬の作用機序を把握することでイメージしやすくなりますよ。

薬理作用による副作用
副次的な薬理作用による副作用を見落とさない
次回は、『薬物毒性による副作用』と『薬物過敏症による副作用』について

第1回 副作用機序別分類とは?>>

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