第23回 プロスタグランジンF2α誘導体製剤による眼瞼色素沈着はなぜ起こるの?

引き続き、副作用機序別分類の具体例をご紹介していきます。
“副作用の起こる発生機序 3つの分類”薬理作用・薬物過敏症・薬物毒性のどれに分類されるのか?
どのような事に活用できるか?具体的に紹介していきます!

今回は、プロスタグランジンF2α(PGF2α)誘導体製剤による眼瞼色素沈着についてご紹介します。

まずは、結論から!PGF2α誘導体製剤による眼瞼色素沈着は、【副次的な薬理作用による副作用】です。

PGF2α誘導体製剤による眼圧下降作用は、房水の流出経路のうち、プロスタノイド受容体であるFP 受容体を介して毛様体筋を弛緩させるとともに、細胞外マトリックス代謝酵素(MMP)の産生を亢進し、ぶどう膜強膜流出経路からの流出を促進することによりもたらされると考えられています。

眼瞼色素沈着の発生機序は、PGF2α誘導体がメラニン合成の律速酵素であるチロシナーゼに遺伝子転写段階で影響を及ぼし、メラニン合成の亢進を起こし色調の暗色化を来すためと言われています。

ジソピラミドによる低血糖は、薬理作用による症状なので、用量に依存して起こりやすくなると考えられます。主に腎臓で排泄される薬剤のため高齢者や腎障害患者では用量調整が必要です。

点眼薬が目の周囲に付着することが原因で起こる症状です。
・点眼後水分を含ませた清潔なティッシュやガーゼ等でふきとる
・入浴前や洗顔前に点眼し、目の周りについた点眼薬を洗い流してもらう
など、付着した薬を除去することで、予防・軽減できます。

色素沈着は、投与の継続によって徐々に進行します。事前に患者さんに症状について説明し、しっかりと予防してもらうようにしましょう。

眼瞼色素沈着は、予防できる副作用だね!
患者さんそれぞれの生活習慣に合わせたアドバイスで、しっかりと予防してもらうようにしよう!

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